○サイズを確認しよう

 猫首輪を購入する際は、サイズ選びが欠かせません。「フリーサイズでOK！」「子猫と成猫で分けるだけ」というものではなく、必ずサイズを測りましょう。

サイズを測る際は、

• メジャー（紐）を用意する
• 首回りの一番細い部分を測る
• 首にフィットするように毛はかき分ける

ようにします。これで首回りのヌードサイズが分かります。

ヌードサイズが分かったら、毛の長さに合わせて首輪のサイズを選びましょう。

この時、

• 子猫や短毛種はヌードサイズ＋2～4cm（人の指が1～2本入る程度）
• 長毛種はヌードサイズ＋5cm（人の指が2～3本入る程度）

を目安にします。

 猫首輪の中には、長さが調節できるものとそうでないものがあります。調節ができないものは、購入の度にサイズを確認するようにしましょう。

○肌にやさしい素材を

 猫も人と同じようにアレルギーを持っていることがあります。首輪の素材によっては肌荒れを起こしてしまうため、素材にも注意しましょう。素材によっては、重い、固い、擦れる、蒸れるなど、大きなストレスになります。おすすめは、肌にやさしく蒸れにくいのが特徴のコットンやリネンです。軽くて扱いやすいため、デリケートな猫にもピッタリです。

○清潔に保つことができるものを

 いくらデザインが可愛い首輪でも、お手入れが難しいとすぐに汚れが目立つようになります。首輪は毎日着用するものなので、どうしても汚れやすいです。不衛生なままでは雑菌が繁殖し、嫌なニオイの元になります。清潔さをキープできるよう、素材やデザインにも注意しましょう。

○安全性について

猫首輪は、遊んでいる時やふとした時にひっかかってしまうと、

• 猿ぐつわになる
• 首吊り状態になる

など、首が締まることで呼吸ができなくなる危険もあります。

 想定外の事故を防ぐためには、セーフティバックルやセーフティアジャスター付きの安全性が高いものを選びましょう。万が一ひっかかることがあっても、自動的に首輪が外れる仕組みになっています。

○迷子対策について

 猫に首輪をする理由に迷子対策があります。動きの速い猫は、少し窓やドアが開いただけでも、さっと出て行ってしまいます。心配な場合は、猫の名前と飼い主の連絡先などが分かる迷子札をつけられるものを選ぶとよいでしょう。迷子札付きには、首輪にネームプレートが埋め込まれているものや首からぶら下げるタイプがあります。

○首輪デビューの場合

 デビュー用の首輪選びは、特に慎重になる必要があります。首輪嫌いにならないよう、シンプルで違和感のないものを選びましょう。音に敏感な場合は、鈴の音がストレスになることもあるため、鈴がついていないもの、または、あまり音のしないものがおすすめです。